結婚式にふさわしいコートの種類は？着ていくときのマナーやコートに合うおすすめのドレスも紹介

「結婚式にはどのようなコートを着て行けばよいのだろう」
「コートに合うドレス選びが難しい」

結婚式に参列する予定がある方は、このような悩みを抱えていませんか。

結婚式でコートを選ぶ際、基本的なルールを守ることが大切です。またドレスとの相性を意識すると、より結婚式のコーディネートを楽しめます。

本記事では結婚式にふさわしいコートの種類と、色・素材・丈を解説し、コートと相性がよいドレスも紹介します。結婚式のコート選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

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結婚式にふさわしいコートの種類

結婚式にふさわしい基本のコートは、以下の3種類です。

• チェスターコート
• トレンチコート
• ノーカラーコート

それぞれどのようなコートなのか、詳しく確認しましょう。

チェスターコート｜フォーマルな印象

チェスターコートは、テーラードジャケットのような上衿が付いているのが特徴です。膝丈とやや長い丈感が基本となっています。フォーマルな印象が強く、きちんと感が出やすくなっています。

チェスターコートはフォーマルな場はもちろん、スーツスタイルやカジュアルなコーディネートまで幅広く着回せるため、1着持っておいて損はありません。

シンプルでクラシカルな印象のあるチェスターコートは、元々貴族の乗馬用コートとして誕生しました。徐々に都市部の紳士が外出着として着用するようになり、次第にフォーマルな場に定着していきました。

トレンチコート｜きれいめカジュアル

トレンチコートは前のボタンがダブルになっていて、ベルトを締めるのが特徴のコートです。きれいめカジュアルな印象が強く、こなれ感の出るコートとして親しまれています。

トレンチコートはエポレットという肩の布、ストームシールドという肩から背中にかけた二重構造の布などさまざまな装飾がされていて、繊細に作られた印象が強いコートです。着用すると、活動的で知的な印象に見せられます。

トレンチコートは戦地で着用されたレインコートが起源のため、機能性が高い点が魅力です。結婚式やビジネスシーン、女子会、デートなどにもピッタリといえるでしょう。

ノーカラーコート｜フェミニン好きに

ノーカラーコートは襟（カラー）が付いていないデザインが特徴で、フェミニンで上品な印象を受けます。コートはシンプルなつくりのため、スラっと見えるシルエットが魅力的です。また肩肘をはらないリラックス感のある雰囲気も印象的です。

ノーカラーコートは首元がスッキリしているため、ハイネックのドレスやマフラーとの相性がよいコートといえます。結婚式や入学式などのフォーマルな場だけでなく、カジュアルな服装とも相性抜群です。

ノーカラーコートは、19世紀の西洋でのタキシードが起源とされています。タキシードは襟が無いデザインが特徴で、カジュアルな場でも着用できるコートとして支持されるようになりました。

結婚式のコートでチェックすべきポイント

結婚式のコートは単に種類を選ぶだけでなく、ふさわしい色や素材、丈が存在します。ここでは結婚式のコートでチェックすべきポイントを解説します。

• コートの色
• コートの素材
• コートの丈

コートの色

結婚式で着用するコートは、落ち着いた色を選ぶことが大切です。フォーマルな場には奇抜な色はふさわしくないため、定番色を選ぶのが基本です。

黒やネイビー、グレー、ベージュなどのナチュラルな色のコートは、会場の雰囲気に馴染みます。どのようなドレスとも合わせやすい上に、余計に目立ってしまう心配もありません。

ドレスとの相性や見せたいイメージに合わせてコートを選ぶのも良いでしょう。黒やネイビー、チャコールグレーのコートは、大人っぽいイメージに仕上がるでしょう。またベージュやライトグレーのコートは、フェミニンな印象を与えます。

コートの素材

結婚式のようなフォーマルな場では、コートの素材にもこだわる必要があります。素材選びを間違うと、結婚式にふさわしくない印象となったり、コーディネートのバランスが悪くなったりする懸念があるためです。

ウールやカシミアなどの素材が使われているコートを着用するのが定番で、上品な印象を与えます。他にもベロアやツイード、ジャガード素材は個性が出せる上に、上質な雰囲気に仕上がります。素材選びで秋冬ならではのお洒落を楽しめるでしょう。

コートの丈

結婚式で着用するコートの丈にルールはなく、ロング丈・ショート丈のどちらでもマナー違反にはなりません。ドレスとのバランスや結婚式当日の気温で選ぶとよいでしょう。

ロング丈のコートは、しっかりと防寒したい日に着用するのに適しています。スタイルが良く見える上に、シックな雰囲気を演出できる点も魅力です。

一方でショート丈のコートは、かさばらないので持ち運びに便利なアイテムです。ややカジュアルに見える傾向があるため、コーディネート全体のトーンをまとめる、素材にこだわるなどの工夫で、上品な雰囲気に仕上げられます。

結婚式ではNG！避けるべきコート

こからは結婚式で避けるべきコートの特徴を3点解説します。

• 白色や派手柄など目立つコート
• 毛皮やファーのコート
• ダウンコートやモッズコート

白色や派手柄など目立つコート

結婚式で白色や派手柄のコートを着用すると、浮く可能性があります。結婚式にはふさわしくない色・柄とされていて、悪目立ちしてしまうでしょう。

白色の服装を避けるべきなのは、新婦のドレスの色と被らないようにするためです。コートは会場内では着用しないため一見問題なく見えますが、屋外での演出がある結婚式ではコートを着用する可能性があります。主役は新郎新婦のため、他の色を選ぶのがルールです。

全体が派手柄のコートは、品が無いと見受けられる可能性があります。派手なアニマル柄やチェック柄は、結婚式の雰囲気にふさわしくないため、他の参列者から見る印象が悪くなってしまいます。結婚式では自分の好きなファッションを優先せずに、主役を引き立てる装いにするべきです。

毛皮やファーのコート

結婚式で毛皮やファーのコートを着用するのはマナー違反です。毛皮やファーのコートは、動物の殺生をイメージさせるため、結婚式には適していません。

ファーは「抜け落ちる」ことが悪い印象を与え、縁起のよい席には適さないとされています。ファーの毛が抜けると、料理の中に紛れ込んでしまったり他の参列者の服に付着してしまったりする懸念があります。とくに男性は黒い礼服を着用することが多く、少量の毛でも目立ってしまいかねません。

毛皮やファーは、ワンポイント程度やカジュアルな結婚式では問題ないともされていますが、あえて選ばなくてもよい素材です。

ダウンコートやモッズコート

結婚式でのダウンコートやモッズコートの着用は、マナー違反とされています。カジュアル要素のあるコートは普段着の印象が強く、フォーマルな場にふさわしくありません。

ダウンコートやモッズコートは防寒重視のカジュアルなデザインで、雪国や冬のレジャーを楽しむ場にふさわしいコートです。落ち着いた色味であっても、着用は避けましょう。ダッフルコートやフリース素材の上着も、ラフな印象が強いため結婚式には適していません。

ただし身体を冷やさない方がよい妊婦や、友人中心のカジュアルな結婚式の場合、きれいめのデザインなら着用してもよいケースがあります。

結婚式にコートを着て行くときのマナー

結婚式にコートを着て行くときのマナーは、以下の3点です。

• 会場に着いたらすぐに脱ぐ
• コートはクロークに預ける
• 貴重品をポケットに入れておかない

会場に着いたらすぐに脱ぐ

結婚式の会場に到着後、建物に入る前にコートを脱ぐのがマナーとされています。会場内でコートを着用したままだと、フォーマルな場所にふさわしくない印象を与えてしまいます。寒い時期でも、なるべくすぐに脱ぐように心掛けましょう。

脱いだコートを腕に掛けておくと、クロークでスムーズに預けられます。コートはシワにならないように、丁寧に取り扱いましょう。

コートはクロークに預ける

腕に掛けておいたコートは、速やかにクロークに預けるのがマナーです。コートは会場に持ち込まず、受付を訪れる前に預けるのがよいでしょう。手に荷物をたくさん持ったまま受付に向かうと、落ち着きがない印象となってしまいます。

結婚式の会場には、小さなパーティーバッグだけを持ち込むのが基本です。コートだけでなく、結婚式で不要な手荷物はクロークに預けるようにしましょう。結婚式当日は荷物を預けたり受付を済ませたりする時間も加味して、余裕を持って行動したいものです。

貴重品をポケットに入れておかない

コートをクロークに預ける際、貴重品をポケットに入れておかないように注意しましょう。貴重品を目の届かない所に預けるのは危険で、何かの拍子に落としたり紛失したりしても自己責任になります。

貴重品はクロークに預けずに、パーティーバッグに入れておくのが基本とされています。パーティーバッグが小さい場合、小さな財布を使用する、大きなキーケースを持参しないなど持ち運ぶアイテムに工夫を凝らすことが大切です。

コートに合う結婚式のおすすめドレス

ここからはコートに合わせた結婚式のおすすめドレスを、以下の3項目から紹介します。

• 黒色のチェスターコートに合うドレス｜華やかな色味のレースタイプ
• ベージュのトレンチコートに合うドレス｜色味のあるフェミニンなタイプ
• グレーのノーカラーコートに合うドレス｜色味の落ち着いている上品なタイプ

黒色のチェスターコートに合うドレス｜華やかな色味のレースタイプ

黒色のチェスターコートは、色・形の両方で最もフォーマルな印象を与えるといっても過言ではありません。礼儀正しく落ち着いた雰囲気に見えるため、コート選びに迷う方はまず候補に入れたい1着です。

ただし黒色のチェスターコートは、堅い印象を受けたり喪服を連想させたりする懸念があります。ドレスは華やかな色味のレースタイプのものを選ぶと、バランスが取りやすいのでおすすめです。

ベージュのトレンチコートに合うドレス｜色味のあるフェミニンなタイプ

ベージュのトレンチコートは上品で明るい雰囲気に見せられるのが特徴です。祝福の場での着用にふさわしく、とくに昼間の挙式や春秋の季節にピッタリです。大人の上品さとこなれ感が共存する魅力的なコートといえるでしょう。

ベージュのトレンチコートはややカジュアル見えしてしまう可能性があるため、素材選びには注意が必要です。ツヤのある素材、とろみのある素材を選ぶことで、上品な印象を与えます。

ベージュのトレンチコートは、色のあるドレスと相性抜群です。ゴージャス、上品などフェミニンな雰囲気に仕上げるとコーディネートが完成します。

グレーのノーカラーコートに合うドレス｜色味の落ち着いている上品なタイプ

グレーのノーカラーコートは上品で洗練した雰囲気にまとめると、フォーマルなコーディネートに仕上がります。首元がスッキリしているノーカラーコートには、ハイネックのドレスやストールを合わせると相性抜群です。

グレーのノーカラーコートに合わせたいドレスは、落ち着いた色味やクールな雰囲気のものです。フェミニンさがあるコートとのバランスが取れて、洗練されたコーディネートが完成します。

グレーにはさまざまな種類があり、濃淡の違いで印象は大きく異なります。チャコールグレーのような暗い色の場合、ドレスの色は明るい色味を合わせるようにしましょう。

冬の結婚式の服装マナーや選び方を詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

結婚式のコートを確保する方法

最後に結婚式のコートを確保する方法を、以下の3つから紹介します。

• 店舗に出向き購入する
• ネットショッピングで購入する
• ドレスショップでレンタルする

店舗に出向き購入する

結婚式のコートは、実際に店舗に出向いて購入する方法が一般的です。コートを実際に目で見て納得した上で、購入することができます。試着すればサイズや着心地の確認もでき、購入後に後悔することが少ないでしょう。

一方でコートは秋冬以外着用しないため、保管方法に気をつける必要があります。デザインによっては「年齢に合わなくなってきた」「流行に合わない」といったことが起こり得ます。

店舗での購入は、長く愛用するコートを確保したい方や、個性的ではないフォーマルなコートを手に入れたい方におすすめです。

ネットショッピングで購入する

結婚式のコートは、ネットショッピングで購入する選択肢もあります。ネットショッピングでは、お気に入りのブランドのコートを手軽に購入できます。価格の比較がしやすく、自宅での買い物が可能です。

一方でネットショッピングは、実物を試せないことがデメリットといえます。急ぎの買い物の場合、到着が間に合わない懸念もあります。

サイズ感や着心地などを口コミでしっかりと確認した上で購入すると、ミスマッチが起こりづらくなるでしょう。

ドレスショップでレンタルする

結婚式で着用するコートは、専門のドレスショップでレンタルする方法があります。コートやドレスのレンタルはSDGsの観点から昨今注目されている手段で、レンタルショップは徐々に増加しています。

レンタルには以下のようにメリットが多いです。

• 着てみたいコートに挑戦できる
• 保管場所に困らない
• 気軽にコーディネートを楽しめる
• 1、2回のみの着用であれば、購入するより費用を抑えられる

レンタルは、Web上で取引することが多く試着できないことがほとんどです。返却に手間がかかるデメリットもあります。コートの口コミを入念に確認する、ドレスショップのシステムの事前確認などが欠かせません。

結婚式のコートやドレスをレンタルしたいなら、LULUTIの利用がおすすめです。LULUTIは店舗での試着が可能で、コートのサイズ・丈などを実際に確認できます。

また毎回高い技術でクリーニングを実施しているため、清潔なコート・ドレスを着用可能です。今までコートやドレスを購入していた方は、ぜひ新たな選択肢に入れてみてください。

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まとめ

結婚式で着用するコートは、チェスターコート・トレンチコート・ノーカラーコートがおすすめです。それぞれフォーマルでありつつ、上品さやフェミニンさを演出できます。

結婚式でコートを着るときのマナーを頭の片隅に置いておくことで、結婚式で落ち着いた振る舞いができます。本記事では、各コートに合うドレスも紹介しているのでぜひ参考にしてください。

ドレスレンタルのLULUTIでは、購入すると2〜3万円かかるドレスやコートが、6,600円からレンタル可能です。レンタルで価格を抑えられるため、ヘアメイクやアクセサリーにお金をかけられます。

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