友人や親戚の結婚式にゲストとして招待された際、多くの人が悩むのが「どんな服装で行ったら良いか」ということ。結婚式などフォーマルな場では服装の決まり事も多く、知らず知らずのうちにマナー違反になっている人も少なくありません。正しい服装マナーをしっかりと押さえて、当日に臨みましょう。
結婚式の服装 10大NGマナー
結婚式のゲストの服装には、いろいろな決まりがあります。まずはマナー違反とされている服装から確認していきましょう。
白のドレス
「白」は花嫁の色なので、結婚式でゲストが着てはいけないとされています。白いレースが一部あるドレスや、白のパンプスなど、ワンポイントで取り入れるなら問題ありませんが、全身真っ白なんてことになったら大変。大ひんしゅく必至です。
全身真っ黒のコーディネート
結婚式で黒いドレスを着ること自体はマナー違反ではありません。しかし、全身真っ黒のコーディネートにしてしまうと、喪服を想像させ、新郎新婦の門出を祝う披露宴には適していないとされています。黒いアイテムを使うときには、全体のバランスをみて、上手に取り入れるようにしましょう。
短すぎる丈のスカート
結婚式のお呼ばれで着るドレスは、スカートの丈にも気を使う必要があります。ドレスはひざが隠れるぐらいの丈が適切です。短いものでも、膝上5cm程度を目安にしてください。
露出の多いドレス
足だけでなく、肩や胸元などの露出も控えたほうが良いでしょう。肩が出るタイプのドレスを選んだ場合は、ジャケットやボレロ、ショールなどと合わせて着るのがベター。華やかさも重要ですが、あくまでも主役は新郎新婦ですので、節度のある服装を心がけましょう。
素足や黒ストッキング
結婚式では足元のマナーも厳しく見られています。特に、パンプスなどに合わせるのは原則肌色のストッキングです。素足はもってのほか、黒ストッキングも避けた方が良いでしょう。足を出すのが苦手なら、長め丈のドレスなどを選んでみてはいかがでしょうか。
かかとやつま先のあいた靴
ドレスに合わせる靴を選ぶときにも注意が必要です。まず、つま先やかかとの出ている靴は基本的にNG。サンダルやミュールはもちろんのこと、オープントゥのパンプスも避けた方が良いでしょう。特に、つま先は「妻」が「先立つ」を連想させ、結婚式では縁起の悪いものとされますのでご注意ください。
ブーツ
寒い時期になるとついブーツを履きたくなってしまいますが、フォーマルな披露宴ではブーツでの参加は控えましょう。靴は会場で履き替えることができますので、冬の結婚式であれば、行き帰りはブーツで、会場についたらパンプスに履き替えてもいいですね。
ティアラや花の髪飾り
お呼ばれドレスに合わせて、髪型をセットアップする人は多いですよね。この時に気を付けたいのがヘアアクセサリーです。あまりにも派手な髪飾りはNGで、特にティアラや花を使ったヘアアクセサリーは主役である新婦をイメージさせるため、控えたほうが良いでしょう。ヘアアクセサリーを付けるときは、カチューシャや小さなパールなど控え目で上品なものを選んで。女性らしさが出て印象アップも狙えます。
カジュアルなアクセサリー
フォーマルな装いの場合、あまりカジュアルすぎるネックレスやイヤリングは全体のバランスが悪くなってしまうため適さないでしょう。また、豪華すぎるアクセサリーにも注意が必要です。主役である新婦よりも目立つことがあってはなりません。アクセサリーは、繊細で女性らしいものを合わせるといいですね。
皮やファーなどの小物
ファーのヘアアクセサリーや、ファー付きのバッグ、毛皮の羽織りなどは結婚式ではNGです。動物殺生を想像させてしまい、晴れの舞台には適しません。
結婚式の服装Q&A
スカートの丈は長くても大丈夫?
普段スカートをあまり履かないので、できれば足を出したくないという人もいるでしょう。日本の結婚式では膝丈のアフタヌーンドレスが主流ですが、実はミモレ丈やロングドレスは海外でも人気のスタイルです。前から見ると膝丈、後ろにいくにつれて丈が長くなっている「フィッシュテール」のデザインのドレスもあります。
長め丈のドレスはスタイルを良く見せてくれる効果もあり、背の高い人にもおすすめです。
長め丈のドレスは決してマナー違反ではありませんので、気に入ったドレスがあれば、ぜひ披露宴に着ていきましょう。
ただし、スカートが床についてしまうほどのロングドレスは「イブニングドレス」と呼ばれ、夜の時間帯の正礼装となります。昼の結婚式では適さないのでご注意ください。
黒のドレスって結婚式に着てもいいの?
黒のドレスを着るときには、明るい色のショールやバッグを合わせるなどすれば、披露宴にも適した、大人っぽいスタイルになるでしょう。
全身黒のコーディネートはNGマナーであると前述しましたが、黒はポイントとして使えば全体を引き締めてくれる効果もある優秀なカラーといえます。靴やジャケットなどに黒を取り入れればスタイルアップも狙えますね。
結婚式のバッグのマナーは?
披露宴会場に持っていくバッグは小ぶりなものが主流です。ただし、小さすぎて持ち物が入りきらないということにならないよう、事前に確認しておくといいですね。
デザインは、キラキラしたビジューなどがついた華やかなものを選びましょう。サテンやシルクなどの素材が人気です。
色は、真っ黒や真っ白でなければ何を選んでも構いませんが、例えば、ネイビーのドレスなら淡いベージュのバッグにするなど、ドレスとのコントラストを付けると、全体のバランスが取りやすくなります。

アクセサリーはどうやって合わせる?
ネックレスやイヤリングなど、結婚式のアクセサリーは白のパールが基本です。白パールなら昼夜関係なく使え、なにより上品さが引き立ちます。パールの2連ネックレスなども人気ですね。冠婚葬祭や各種行事でも使えて便利なので、パールのアクセサリーはひとつ持っておくと今後なにかと役に立ちます。
パール以外なら、肌なじみの良いピンクゴールドや繊細なシルバーアクセサリーもOK。イヤリングやピアスは小ぶりのものを選びましょう。
ダイヤなどの宝石やきらびやかなものは夕方~夜の結婚式には良いですが、昼の結婚式だと写真撮影時に反射してしまうことがあるので、避けた方が無難です。
もしフォーマルなネックレスを持っていないなら、アクセサリー付きのドレスを選ぶという選択肢も。コーディネートで悩む必要もなく、一枚で華やかなスタイルが出来上がります。

結婚式の髪型のマナーは?
結婚式のゲストの髪型は清潔感のあるアップスタイルが基本です。ロングヘア―の方は、そのままおろしたダウンスタイルはNG。食事中や、新郎新婦のご家族との挨拶でお辞儀した時などに髪の毛が邪魔になっていると、周りからの印象もあまり良くありません。
ショートカットの人は、きちんと整える程度でも問題ありませんが、編み込みなどでアレンジすると女性らしさが引き立つのでおすすめです。

LULUTIのレンタルドレス お呼ばれで人気のデザイン
レンタルドレスのLULUTI(ルルティ)では、ミモレ丈~ロング丈のフィッシュテールデザインのドレスが幅広い層の方に人気です。ネイビーから、ピンク、パープルなどさまざまなカラーが揃っていますので、季節やお好みに合わせて選ぶことができますよ。
マナーをきちんと押さえることはもちろん、自分自身を華やかに見せてくれるドレスを選んで、晴れやかな新郎新婦の門出をお祝いしましょう。